Bolognese

日本ボロニーズの歴史

ボロニーズを愛する私たちとしては、いつ日本に、どのような形で最初のボロニーズが入ってきたのか、とっても興味がありますよね。しかし、これまで、きちんと日本でのボロニーズの歴史について、書き記されたものがなかったので、何人かの方々から教えて頂いたことをここに記してみました。教えてくださった方々も、記憶を頼りにであったり、他の方から伝え聞いたことを教えてくださったりと言うことですので、もし、もっとよくご存じの方がおられたり、ここはこうでしたよというように訂正してくださる方などがありましたら、お寄せ頂いた情報を、ここにどんどん書き加えていきたいと思っています。ぜひ教えて頂けるとありがたいと思っています。(メールフォームから情報をお寄せ頂ければ幸いです。)

日本に最初のボロニーズが輸入されたのは、1988年で、兵庫県多紀郡丹南町のペットファーム社長、前田志郎氏がイタリアから6頭のボロニーズを輸入されたそうです。前田氏は、この時「日本において見本となるようなペットショップを始めよう。それには自分で最高レベルの繁殖もしなくてはいけない」と考えて、まだ日本で知られていなかった、スプリンガースパニエル、ポリッシュ・ローランド・シープドッグ、そしてボロニーズを輸入されて繁殖を始められました。丹波の地に、広大なレッドハート・ペット・ファームを作り、そこで繁殖を行いました。この時、日本に最初に輸入されたボロニーズたちのCN(コールネーム)は、ジンくん、ぺぺくん、キキちゃん、ハニーちゃん、イリスちゃん、がやちゃんです。レッドハートペットファームは、1994年に閉鎖され、ここにいたボロニーズたちも、それぞれの場所に引き取られていきました。その中で、キキちゃんが、フラウジュラさんに行きました。この最初のボロニーズたちは、イタリアのLEONE FIAMINNGOという犬舎から輸入されました。

このペットファームで生まれたわんちゃんの血統書名には、「stork wood」という犬舎名が入っているそうです。みなさんのボロちゃんたちの血統書を遡って見ていくと、もしかすると、このstork woodの犬舎名と出会うかもしれません。先駆的な思いを持ってボロニーズを輸入した犬舎があったことを覚えていたいと思います。このようなお働きがなければ、日本にボロニーズは入ってこなかったでしょうし、今私たちが家族として迎えているこの子たちとも出会えなかったかもしれませんね。本当に、大きなお働きでした。これが、日本にやってきた最初のボロニーズたちです。その後、フラウジュラさんがオランダからボロニーズを輸入されました。ゾーイくん、ジョシカちゃん、メリーちゃん、ハーモニカちゃんの4頭です。このフラウジュラさんの存在が、その後の日本のボロニーズにとって、なくてはならない大きな存在であり続けてきました。

その後、努力してくださる方があって、少数ですが、新しいボロニーズが、日本に迎えられてきました。

2003年にテジアーノくん、ミケランジェロくん(フラウジュラ犬舎)、と我が家のジュリアスくんがラダマンティーノ犬舎から日本に、新しい血統としてやってきました。ラダマンティーノ犬舎のホームページは http://www.radamantino.it/ です。

2004年には、我が家のデアちゃんが来ました。

そして、2007年3月に、我が家のデイジーちゃんがハッピーくんとの子犬を妊娠した状態で日本にやってきました。

さらに、新しい血統を探し求め、スロバキアの優れたボロニーズ犬舎アファイアから、ヴェニスちゃんが2013年2月に、ダリオくんが2013年12月にやってきました。

このように見てくると、最初にイタリアから6頭のボロニーズが輸入されてから、いくつもの海外の犬舎にも支えられて、少しずつ少しずつ、ボロニーズが日本に迎えられてきた歴史があります。世界的にも稀少犬であるボロニーズです。世界的な広がりで、健康で元気なボロニーズを送り出すための努力が大切なのだと痛感させられます。そして、これからも日本で、新しい血筋のボロニーズを迎え入れる努力をしていくことがどうしても必要なのではないかと思います。

まだ、最初にボロニーズが来て20数年です。これから日本のボロニーズの歴史をみんなで作っていくことになると思います。ボロニーズちゃんたちにとっても、幸せな歴史になるようにと思います。

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